●J&Wハーディー150年の原点 ジェームス・ハディーは、エジンバラのウェストエンドの酒屋の社長でした。
父ジェームス・ハディーの意志を継いだ息子ジョン・ハーディーが、J&Wハーディー社として卸店を設立。
その後、弟のウィリアムス・ハーディーと共に自社ブランドのウィスキー販売を目指し、ブレンドの修行を始めました。
兄弟は、ブレンドウィスキーの究極を求め続け、ついに1889年に自社ブランドの最高峰として納得のいくブレンドを完成させました。
それが、「THE ANTIQUARY」の原点です。
その後、J&Wハーディー社は、大手企業の傘下となり、表舞台から遠ざかっていましたが1996年にトマーチン社が、「J&Wハーディー社」及び「THE ANTIQUARY」ブランドを引き継ぎスコットランド最高峰のブレンドウイスキーを世紀末に蘇らせたのです。
●THE ANTIQUARY 名前の由来 ジェームス・ハディーは、隣人の作家ウェルタースコットと大変親しくしていました。
父の意志を継いだ息子達は、1889年に自社ブランド最高峰として納得のいくブレンドの完成に亡き父を想い、かつて父と親しくしていたウェルタースコットの小説の題名から年輪を重ねたウイスキーに冠するにふさわしい「THE ANTIQUARY」を選んだのです。
※「THE ANTIQUARY」とは、「古物収集家」の意。
●THE ANTIQUARY 30年誕生秘話 「THE ANTIQUARY 30」に使用されているブレンドウィスキーは、ハーディー社の遺産を引き継いだトマーチン蒸留所の、広大な敷地に位置する16棟のウィスキー樽貯蔵庫の中でも比較的目立たない第9倉庫に眠っていました。
当初は、THE ANTIQUARY 21年用として貯蔵された樽でした。
2007年ハーディー社創立150周年を迎えるにあたり創業者の功績とアンティカリーブランドを讃えるべく、世界にひとつしかない究極のブレンドウイスキーを選び出し、現存するハーディー社スタッフの情熱と、それに応えたトマーチン社の強力なサポートによって、第9号倉庫の奥深くより、12431番の樽は、ようやく目を覚ましたのです。
アルコール度数 56度